俎上にあげて、書きつづる

海原にそびえたつ雄々しい山になりたい 〜「美味しんぼ」海原雄山に憧れて〜

自信のある人にあこがれてしまう

「なに、このタイトルは?」と思われた方もいるかもしれません。

料理と料理人、そして食する人の心の交流を描いた漫画、だと私が思っている「美味しんぼ」に登場する至高のひと、海原雄山にあこがれています。

いつか、飲食店でものまねをして、女将を呼びつけたり、厨房に乱入してみたい。

あこがれている理由は、信念を強く持ち、それを他人に自信をもってぶつけることができる、その心の強さです。私は心が強くない。

ついつい周りに合わせてしまう

私は自分の考えを主張せずに、会話の相手や、まわりの雰囲気に合わせてしまうことが少なくありません。客の立場であっても、お店側に流されることもしばしば。

そう思うだろ、と聞かれたら、そうですね、と反射的に言います。
生成AIにだって、なぜか気を使ってしまって反対意見を言わないときがあります。

職場でもそんな感じなので、よく雑務を仰せつかまつります。気が付けば、うっかり違う部署の仕事を手伝っていることも。まあそれも一つの社内営業のカタチだとは思いますが、割り切れずにあとから悶々としています。

意見を言うこともできず、割り切ることもできない。
海原雄山には遠く及ばず、脳内で料理人をののしり、茶碗をたたき割る日々。

厳しく鋭い山にも陽だまりがある

海原雄山先生は、豊富な知識と鋭敏な味覚をもって、料理人にはっきりとものをおっしゃります。時には侮蔑を込めて。

しかし、やはり先生も人の子、時に、ごくまれにですが、間違ったことを言ってしまったり、勝負に負けてしまうこともあります。

その際は、負け惜しみを言いつつも、相手を認めます。
若者が才能を見せると、少し嬉しそうにして、その挑戦を受けとめるのです。これも確固たる自信があるからこそでしょう。

そして、海原雄山の周りにはいつも先生を慕う人間が集まるのです。

いつか私も高みに至りたい

プライベートでも職場でも、自分の意見をはっきりと主張し、間違ったときは言い訳しながらもしっかりと認める。そんな人間になりたい。

あまり人が集まってきても困りますが、まあ孤独ではないでしょう。

いつも心の中に雄山を。いつかは私も高みに至りたいものです。

それでは、また会うとしようではないか、うわっはっはっ!